Mac や Linux を使っている方には関係のない話ですが、Windows の BoW (Bash on Ubuntu on Windows) 環境では、 dfu-programmer や avrdude が使用できません。
そのため、通常であれば QMK ファームの書き込みには Atmel FLIP や QMK Flasher を使うことになるのですが、Let’s Split で使用する Pro Micro(または互換機)には Arduino Leonaldo ブートローダ等が入っているのでそれらを使って書き込みができません。
結局、別途コマンドプロンプトを開き avrdude を使って書き込んでいるのですが、毎回ちょっと面倒です。
今回、不注意によりBLを破壊してしまったので、書き込み直すついでに DFU Loader を入れてみることにしました。
DFU Loader の書き込み
BLの書き込みは下記のサイトに書いてある方法の通りに行いました。
ライターは以前作ったArduino ブートローダ書き込みシールドにISP用ソケットを足したものを使いました。
ArduinoISP を使用して書き込んだ時のコマンドは下記の通りです。
avrdude -c avrisp -P COM7 -b 19200 -p atmega32u4 -U lfuse:w:0xff:m -U hfuse:w:0xd9:m -U efuse:w:0xc3:m avrdude -c avrisp -P COM7 -b 19200 -p atmega32u4 -U flash:w:ATMega32U4-usbdevice_dfu-1_0_0.hex -U lock:w:0xef:m
keymaps/<target>/config.h の修正
Let’s Split は Leonaldo ブートローダを前提にしているので、そのままではソフトリセットが効きません。
keymaps 内の config.h に下記の行を追加する必要があります。
#undef CATERINA_BOOTLOADER
これで快適になりました。