ナットの熱圧入について

熱圧入オプションとは、アクリル板に空けた穴にナットを圧入することで、アクリルそのものにネジを差すことができるように加工するサービスです。

熱圧入の基本について

熱圧入は、アクリルに小さな穴をカットした上で、ナットを熱しながら圧入することで加工します。
対応するネジはM2径のものとなります。

データ作成方法

熱圧入加工を行う場合は、最初に熱圧入テンプレートからファイルをダウンロードの上、解凍してください。

その後、ご利用のソフトウェアと対応したテンプレートを開き、「熱圧入」というレイヤーを作成します。
「熱圧入」レイヤー内に、それぞれ熱圧入テンプレート内のテンプレートを登録します。
ファイルを画面上にドラッグすることで読み込むことができます。

熱圧入など加工の強度保持のため、穴の外側5mm以内にカットラインが来ないように注意してください。
5mm以内にカットラインがあると、アクリルが割れたり、強度を維持できない場合があります。

熱圧入加工の補足事項

  • 対応したソフト以外のテンプレートは使用しないでください。
    • Adobe Illustrator用のテンプレートはaiファイルを使用してください。
    • Affinity Designer 2のテンプレートはafdesignファイルを使用してください。

注意事項

  • 通常のレーザー加工サービスの商品を注文の上、有償オプションとして追加してください。
  • 熱圧入加工を使用する際、アクリルのサイズに指定はありません。
  • 加工対象は厚さ2mmか3mmのアクリルに限ります。
    (1mm、1.5mm、5mm、10mmはできません)
  • 入稿するデータはフォーマットに従って作成したものを送信してください。
  • 熱圧入加工はアクリルにのみ使用可能です。
    POMや二層アクリル、Poron、IXPEフォームでは使用ができません。
  • 熱圧入加工と、溝彫り・彫刻加工は併用が可能ですが、複数のオプションが重なるように加工することはできません。
  • 熱圧入したナットに、無理にネジをねじこまないでください。破損の原因となります。